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シーラカンス@彩音・品川区五反田

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写真: シーラカンス@彩音・品川区五反田

写真: ラム骨白湯肉らーめん@五ノ神水産・千代田区神田

麺屋 彩音(サイン)
  品川区西五反田2-18-3 グレイス五反田1階

 お店のTwitterに、2月の限定メニューが大好評のためブラッシュアップして今週の土曜日まで延長して提供する旨ツイートされていた。調べると、牛テールコムタンスープにトリュフオイルを合わせた一杯らしく、具材もユニークなのでどんなものかと訪れた。平日の11時25分に着くと、お店はビルの1階だが見た感じは中2階のような造りで、8段ほどの階段の下には2人が並んで待っていた。その後ろに接続してしばらくすると、店員さんが下りてきて「どうぞ店内へ。」と案内してくれた。お店に入ってすぐの所にある券売機のお目当ての限定メニューのボタンをポチっとな。値段は1500円とかなりの高額メニューだ。
 麺は幅が1cmほどの手もみ風平打ち。幅に合わせたかのようにそれなりの厚みがあるため、結構しっかりとした歯応えがあり、それに負けずに噛んでいるとモチモチっとした食感が顔を出す。厨房の麺箱には三河屋製麺と書かれていたが、この限定メニューの麺も同じ製麺所の製品かどうかは分からない。丼に顔を近づけても特段の匂いは感じなかったが、スープを口に含むと韓国料理店のテールスープのような味わいとともに、トリュフオイルの芳醇な風味が口中にばっと広がる。テールスープは塩味のものが多いが、このラーメンスープには醤油も使われているので、醤油がクセを和らげてくれるのでマイルドで飲みやすく、かつ、美味しい。これはハマる。前述したように具材もユニーク。一番上に載っているのは、割ると黄身がトロッと流れ出す軟らかめ半熟卵の素揚げ。その下の座布団代わりがポテトサラダと千切りニンジンのマリネ。さらにその下は輪切りダイコンのコンソメ煮。そのダイコンの下には5×2cmほどの長方形のローストビーフが5枚ほど隠れていた。なお、青物はクレソン。素揚げ玉子は途中で割って黄身をスープに溶き込んで味変素材として活用。それ以外の具は、箸休め的にそれだけを食べると、例え普通はラーメンには用いない食材であっても違和感なく味わうことができた。
 食べ終えても、このラーメンがどうしてシーラカンスと名付けたのかは分からなかったが、名前のみならず具材もかなりユニークで面白い一杯だった。ローストビーフだけでなく、具材にこれだけ手をかけていれば高額になるのは仕方がないと思える。ユニークだがちゃんとまとまった一杯に仕上げっていて、そのセンスには感服する。

・お気に入り度:〇

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