ヘルプ

特製中華そば・手揉み平打ち麺(並盛)@ロビンソン・港区虎ノ門ヒルズ

  • 15

写真: 特製中華そば・手揉み平打ち麺(並盛)@ロビンソン・港区虎ノ門ヒルズ

写真: 上州地鶏の極上塩らーめん+半熟味付け玉子@庵(群馬県中之条町)・大つけ麺博・新宿区大久保公園 写真: トマト台湾らーめん@ビリケン・台東区浅草

自家製麺 ロビンソン
  港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル1階

 ちょうど1年前にオープンしたお店で、以来気になっていたが、人気店で並びが半端ないと聞いていたのでなかなか足が向かなかった。たまたま予定がなく、うすら寒くて今にも泣き出しそうな空模様なので、これなら大して混まないかもと思い訪れた。平日の11時20分にお店に着くと店頭に4人が並んでいたが、これは入店待ちではなく、入口入ってすぐ正面に鎮座する小型券売機で食券を買う人の列。この券売機で食券を買ってから券売機横のテーブルに置いてある順番待ち表に名前を書き、左手の客席とは反対の右側ウェイティングスペースで名前が呼ばれるまで待つというシステムだ。そのウェイティングスペースのさらに奥、表通りに面した一角には広めの製麺室が設けられていた。メニューは、中華そばが標記の麺とストレート細麺の2種、つけ麺も同様に麺が2種類で計4種類、それぞれノーマルと特製の2バージョンという構成だ。その中から、明記はされていなかったがお店お勧めだと思えた標記にすることにし、1250円を投入後、該当ボタンをポチっとな。特製は+250円で味玉とワンタン2個が追加されるのでお得だ。その後、前述のようにウェイティングスペースに入ると6人が待っていた。ここでしばらく待った後客席に移動し、配膳されたのは11時45分と、それほど待たずに済んだのは狙い通りだった。
 丼からはカツオ節のよい香りが立ち上る。この匂いに釣られてスープを口にすると、動物系と魚介が複雑に入り混じっていてメチャ旨。無化調だそうだが、そんなことは関係ないと思えるほど分厚い旨味としっかりとしたコクがある。カウンターに置いてある食材の説明によると、複数の地鶏にモミジ、各種昆布、数種類の節と煮干し等を使っているそうだが、それらのよいところだけが上手く抽出されているような印象だ。醤油も薄口から再仕込みまで6種類を使っているそうで、しょっぱくはないがしっかりと醤油の風味も感じられる。方向は違うが勝本@千代田区水道橋や八五@中央区東銀座のような完成度が高いラーメンスープと思う。麺は幅が4mmほどの平打ち。手もみ麺とのことだがあまりねじれてはいない一方、しっかりと波打っているので見た目は縮れ麺のようだ。麺に厚みはそれほどないが非常にモチモチした食感が楽しめる。しっかり味のスープにマスキングされがちだが、小麦の風味もちゃんと感じられこれも上出来だと思う。チャーシューは肩ロースのレアチャ。スープが熱いので直ぐに火が通ってしまったが、軟らかくジューシーで文句なしの美味しさだ。ワンタンは、親指の爪くらいの大きさの豚挽き肉主体の餡を包み、半分に折って三角形状に仕上げたものが2個載っている。意外にも、ワンタンの皮はチュルンとしておらず、むしろ麺と同様にモチモチが特徴という珍しいタイプ。この皮も自家製だろう。味玉は、オレンジ色の黄身が緩やかにトロリと流れ出すくらいの半熟。ゼリー状でなかったのは残念だが、黄身まで味が染みているのにしょっぱくはなく、濃厚な黄身の味わいが楽しめる。唯一メンマだけ、食感的にも味的にもこれといった特徴がなかった。
 久しぶりに完成度が極めて高いと思えるラーメンを頂いた。麺量も180gあり十分だ。これをストレート細麺で食べるとまたガラッと印象が違うだろうし、つけ麺も食べてみたいと思う。天気の良くない時を狙って再訪だな。

・お気に入り度:◎

アルバム: 公開

お気に入り (0)

まだお気に入りに追加している人はいません。

コメント (0)

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。