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背脂豚骨醤油らーめん@おおぼし(長野県上田市)・大つけ麺博・新宿区大久保公園

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写真: 背脂豚骨醤油らーめん@おおぼし(長野県上田市)・大つけ麺博・新宿区大久保公園

写真: カップヌードルシーフードトリビュート+謎辛肉@大至・文京区お茶の水 写真: 出汁に溺れる塩ラーメン@ようすけ(栃木県佐野市)・大つけ麺博・新宿区大久保公園

おおぼし(長野県上田市)@大つけ麺博
新宿区歌舞伎町2-43 新宿区大久保公園

 一杯目の麺屋 ようすけのブースには10人ほどが並んでいたが、こちらはわずか数人しかいない。ようすけは今年のの3月から6月にかけての約3か月間、東京駅八重洲口地下にある東京ラーメンストリートに出店していたので、東京にもその名前が広まったのだろう。少し昔の話になるが、こちらのお店の店主さんは先日のらあめん 寸八の堀江店主さんらと並んで「信州ラーメン四天王」の1人に選ばれた実力者で、上田のお店にも何度か足を運んだことがある。今回、本イベントに出店すると知り、久しぶりに食べてみようと思った。
 麺は幅が3mmほどのストレートの平打ち。ブースには自家製麺と表示されていた。麺肌はツルツルだが相当しっかりとした歯応えがあってそう簡単には噛み切れない。噛み切った後もシコシコとした食感が続く。麺打ちに力が入っていることが感じ取れる。スープはクセのない醤油トンコツ。ほぼ全面を覆いつくすように背脂がびっしりと浮いているがくどさは皆無。背脂はスープに甘味とより一層のコクと与える役割をはたしているだけ。良質な背脂を丁寧に下処理しているからよい方向にしか働かないのだろう。マイルドな味わいだがコク深く、トンコツ白湯らしさも感じ取れる出来で、塩加減もちょうどよい。チャーシューは5mmほどの厚みがあるボリューミーなもの。ただ、脂身を全て切り落とした煮豚なので滑らかさに欠け、口中が少しモサモサする。背脂とのバランスを考えてそうしたのだろうが、脂身は少しある方が潤滑油的役割を果たすので食べやすい。それともう一点、肉の味を消すほど味付けの醤油の風味がしっかり残っている。しょっぱくはないので気にしない人もいると思うが、もう少し醤油風味は抑え気味の方が万人受けするのではないだろうか。メンマはシャキジャキとした食感で、特有の発酵臭がしっかりと感じられる。ネギは九条ネギとの木札が置かれていたが、九条ネギの価値が分かるようもう少し量が欲しい。
 あっさりとした塩味の佐野ラーメンと、背脂がたっぷり浮く醤油トンコツラーメンという全く正反対のような2杯の連食は、こういうイベントでないと体験できない。そういう意味で大満足だ。

・お気に入り度:〇

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